ぼんやり想う

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酒場で隣になった見知らぬ人へ一方的にシンパシーを感じてしまう件

酒場で隣になった人に勝手に親近感を覚え、特に会話もないまま、その人が先に帰る時に勝手に寂しさを覚えてしまう。この、自分でも実態が把握できない感情は一体何なのか、すこし考えてみることにした。
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瓶ビールを手酌してはいけないのだろうか 〜あるいは、お酌文化の善悪について〜

私たちオヂサン世代には、拭い去ることのできない呪いのようなものがかけられている。それは「瓶ビールは人様に注いで差し上げるもの、手酌をしてはならない」というもの。この風習は良きものか、悪しきものか、今現在の私の思いの丈を述べていこうと思う。
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酒と焚火と私と

趣味は何かと問われれば「酒を楽しむこと」「酒場をめぐること」と答えてきた。それは今でも変わらない私の正直な気持ちであるが、これらふたつの趣味に加えて3つめの趣味が誕生しようとしている。言葉に表すこともはばかられる、その趣味の名は「焚火酒」だ。
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自分史上もっとも美味しかったビールの話をしよう。

ビールは美味しい。これは酒呑みならば、いや酒呑みでなくても、誰もが認める事実だと思うのだが、例え同じ銘柄のビールであっても、その美味しさはさまざまな要因に左右される。 気候、気温、ビールの温度、グラス、呑む場所、呑む時間帯など外的な要因に...
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ひとり呑みの時に私がやっていること8選

酒場にいるときは酒を呑んだりつまんだりは当然なのだけれど、その合間に何をするかによって、楽しい時間がさらに充実したものになるのではないか。今回は、それなりの機会にわたってひとり酒を楽しんできた私の、酒場での過ごし方を8つご紹介したいと思う。
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人生の節目にいつも「屯ちん」があった

池袋を中心に展開する人気ラーメン店「屯ちん」は、私が高校生の頃はじめて足を踏み入れた有名ラーメン店であり、その後もさまざまに味わい続けてきた思い出深い店。その屯ちんから派生した居酒屋「丸冨水産」が、大人になった私をまた夢中にさせてくれている。
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心残りの今川小路

東京駅と神田駅の間、新幹線や山手線の高架下にかつて存在した飲み屋街、今川小路。女優の浅丘ルリ子さんはここで幼少時代を過ごしたという。高架下に所狭しと軒を連ねる、今にも朽ち果てんばかりの居酒屋たち。道路にせり出す店看板。すべてが異世界だった。
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最後の晩餐をめぐる考察

相手の食の好みをストレートに聞き出すことができて、なおかつ会話も盛り上がるため、私がけっこう気に入っている質問、それは「明日世界が終わるとしたら、最後に何を食べたいか?」。いろんな人がいろんなメニューを挙げるなか、私が選ぶメニューは…
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タレか塩か、それが問題だ。

「タレを選ぶのは子ども、大人は塩で食べるべき」、そんな考えが一部で根深く残っている。それって本当なのだろうか、なにを根拠に言っているのだろうか。謎は多いが、きっと多くの人がこの考えに影響されて来ただろう。まるで呪縛のようなこの言葉について、私なりの考えをまとめてみた。