
「秘伝のタレ」は本当に“秘伝”? 酒場ライターが語る言葉の軽さと見抜き方
「秘伝のタレ」は本当に秘伝?──酒場ライターが、軽々しく使われがちな「秘伝」という言葉の本来の意味と、真偽を見抜くポイントを語ります。違和感の理由と、酒場での楽しみ方を解説。

ひとり飲みを100倍楽しむためのマイルール8選【はじめての酒場編】
初めての酒場でのひとり飲みを失敗しないための8つのマイルールを解説。店の情報収集のコツ、最初の挨拶、瓶ビールや名物料理の選び方、もつ煮の楽しみ方、酔い方のマナー、スマートな去り際まで──はじめての酒場を安心して楽しむための心得が満載。

1合の中にひろがる宇宙──「利き猪口」という小さな実験室
ただの小さな器にすぎない利き猪口。だがその中には日本酒の世界をより深く、豊かに味わうための知恵が詰まっている。1合というちょうど良いサイズ、温度による変化を受け止める厚み、そして酒の色を引き立てる蛇の目模様。他の酒器と同列に語るものではない。

入りにくい酒場へ挑むときの心構え6選
入りにくい酒場ほど、店内の様子が見えないことが多い。自分が客として歓迎されないかもしれないなど、多くの不安が脳をよぎる。でもそんな不安を乗り越えたその先でしか味わえない最高の一杯が待ち受けているかもしれない。入りにくい酒場に挑むための心構えを紹介する。

ビールの「エンジェルリング」とは?ジョッキに残る泡の輪が語る酒場の美学
生ビールを飲むと現れる“エンジェルリング”。泡の輪が示すのは、ビールの質・注ぎ手の技・酒場のこだわり。美味しい一杯の余韻を語ります。

結局のところ、いちばん楽しいのは0次会だったりする。
親愛なる酒呑みの皆さんは呑み会のなどの前に「0次会」を行うことがあるだろうか。これから人とお酒を呑むのに、あらかじめお酒を呑んでから行くの?常識的な人なら、そのような疑問が思い浮かぶだろう。しかしその行為は私たちにとって極上の楽しみなのだ。

思い出の酒場、ありますか? 〜有楽町ガード下の異空間「食安商店」〜
かつて有楽町のガード下にあった立ち飲み店「食安商店」は昭和の風情を今に残した、まるで異空間のような場所だった。店内の自販機で缶ビールや缶チューハイを買い、備え付けのテーブルで軽くひっかけて帰る。そんな店について酒呑みが思い出を語ります。

「バズる」は日常の延長線上に 〜あるいは、ゆでたまごへの感謝をこめて〜
先日、私のゆでたまごに関する投稿がX(旧Twitter)で多くの反響を得たとき、私の中には「なんで?」が渦巻いた。お酒の話とはちょっと離れるけど、私が抱いたその不思議な思いについて考えてみたので記しておこうと思う。

酒場で隣になった見知らぬ人へ一方的にシンパシーを感じてしまう件
酒場で隣になった人に勝手に親近感を覚え、特に会話もないまま、その人が先に帰る時に勝手に寂しさを覚えてしまう。この、自分でも実態が把握できない感情は一体何なのか、すこし考えてみることにした。

なぜ日本人はお酌をするのか? 神道・職場文化・人間関係から読み解く
お酌=マナー?パワハラ?瓶ビール文化に宿る日本的な人間関係と呪縛を、実体験と歴史的背景から紐解くエッセイ。あなたの飲み会観が変わるかもしれません。